口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
目黒は彼女に質問をした理由を補足する。
「実はね。披露宴のあと、大規模な二次会が行われたの。うちの旦那が長期休みの間に、部下の既婚率を上げたいって躍起になって……」
その話を耳にしたつぐみは、目黒の口からすべての事情が語られる前に合点がいった。
(私と再会しなければ、清広さんは……。二次会に参加する予定だったから……)
清広はつぐみと関係を深めるため、二次会をドタキャンして彼女を自宅に連れ込んでいる。
このまま彼との間に何もなかったと上司に説明すれば、清広は相応しい女性を目黒夫妻から紹介されるのだろう。
(清広さんが、私以外の女の人と……)
つぐみは清広の隣に自分以外の女性が並び立つ姿を想像し、胸が痛むのを感じた。
(もう二度と、離れたくない……)
繋いだ手をつぐみから手放すことなど、あってはならない。
右手に持っていたボールペンを握り締めた彼女は、震える声で目黒に告げた。
「元、許嫁です。いろいろあって、お別れしたのですが……。先日、復縁、しました……。私は、清広さんの……彼女、です……」
つぐみは事実だけを、自信がなさそうな様子で上司に告げた。
「実はね。披露宴のあと、大規模な二次会が行われたの。うちの旦那が長期休みの間に、部下の既婚率を上げたいって躍起になって……」
その話を耳にしたつぐみは、目黒の口からすべての事情が語られる前に合点がいった。
(私と再会しなければ、清広さんは……。二次会に参加する予定だったから……)
清広はつぐみと関係を深めるため、二次会をドタキャンして彼女を自宅に連れ込んでいる。
このまま彼との間に何もなかったと上司に説明すれば、清広は相応しい女性を目黒夫妻から紹介されるのだろう。
(清広さんが、私以外の女の人と……)
つぐみは清広の隣に自分以外の女性が並び立つ姿を想像し、胸が痛むのを感じた。
(もう二度と、離れたくない……)
繋いだ手をつぐみから手放すことなど、あってはならない。
右手に持っていたボールペンを握り締めた彼女は、震える声で目黒に告げた。
「元、許嫁です。いろいろあって、お別れしたのですが……。先日、復縁、しました……。私は、清広さんの……彼女、です……」
つぐみは事実だけを、自信がなさそうな様子で上司に告げた。