口下手な海上自衛官は、一度手放した元許嫁に海より深い愛を捧ぐ
「つぐみ?」
「わかり、ました……」
「本当か」
「よろしく、お願いします……」
清広は自身の願いを受け入れてくれたことが、嬉しくて仕方ないようだ。
口元を綻ばせて腰元を抱き寄せる力を強めた彼に、つぐみは思わず鋭い目線を向ける。
「家に帰ってからじゃ、駄目なんですか」
「ああ。つぐみとともにいる時は、身体を触れ合わせていないと気が狂いそうだ……」
清広がつぐみに触れたいと願うのは、彼女を愛している証拠だ。
心の底から嫌なわけではないが、TPOを弁えてほしいと思う気持ちもあり──素直に受け止められなかった。
(それは病気なのでは……)
彼にあらぬ疑いをかけながらも、つぐみはこれ以上清広と言葉を交わす必要はないと考えたのだろう。
わざわざ保育園まで迎えに来てくれた感謝の気持ちを伝えるべく、彼女は無言でそっと彼に寄り添った。
「わかり、ました……」
「本当か」
「よろしく、お願いします……」
清広は自身の願いを受け入れてくれたことが、嬉しくて仕方ないようだ。
口元を綻ばせて腰元を抱き寄せる力を強めた彼に、つぐみは思わず鋭い目線を向ける。
「家に帰ってからじゃ、駄目なんですか」
「ああ。つぐみとともにいる時は、身体を触れ合わせていないと気が狂いそうだ……」
清広がつぐみに触れたいと願うのは、彼女を愛している証拠だ。
心の底から嫌なわけではないが、TPOを弁えてほしいと思う気持ちもあり──素直に受け止められなかった。
(それは病気なのでは……)
彼にあらぬ疑いをかけながらも、つぐみはこれ以上清広と言葉を交わす必要はないと考えたのだろう。
わざわざ保育園まで迎えに来てくれた感謝の気持ちを伝えるべく、彼女は無言でそっと彼に寄り添った。