連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス

チャンスをつかむ・☆彡



<チャンスをつかむ・☆彡>

トビアス様の優しい、熱を帯びた視線を・・・

僕に向けさせるには、何かのきっかけが必要なのだ。

自然な・・・エロい流れをつくるには、どうすればいいか?

ルーミンが戻ってくるまで、あと3日しかない。

マランを膝に乗せ、僕は考え込んでいた。

その時、マランがぴくっと耳を反応させると、ストンと僕の膝から降りて玄関に向かってダッシュして行く。

トビアス様が帰って来たのだ。

チャイムの音が鳴る前に、僕はドアを開けた。

「おかえりなさいませ!!」

僕はとびっきりの笑顔を作り、マランも抱っこをねだって、トビアス様の足元でピョンピョンしている。

「ただいま。マランに干し肉のおやつを買ってきたよ」

トビアス様が、マランを両手で抱き上げた時だった。

チロチロチロ

マランが興奮して、トビアス様のズボンにおしっこをひっかけたのだ。

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