連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス
「あああ・・トビアス様、申し訳ありません!!すぐに拭きますから!!」

僕はすぐにひざまずいて、ティッシュペーパーで拭き始めた。

「とにかく、シャワーを浴びるよ。
ズボンはクリーニングに出さないとダメだし」

トビアス様はそう言うと、バスルームに向かった。

マランはまずい状態になったと判断したのか、どこかに隠れてしまった。

これは・・・チャンスかもしれない!!

僕はランドリールームに走った。

隠しておいたローションとコンドームのパッケージを、素早くバスタオルにくるむ。

僕はバスルームの扉を大きな音を立てて、ノックした。

「トビアス様、下着とタオルをお持ちしたのですが・・・」

カチャッ・・・
静かにドアが開いた。

「ありがとう・・」
その声とともに、僕はするりとバスルームに入り込んだ。

トビアス様は、下だけバスタオルを巻いただけの姿だ。

まず、胸の中心の傷跡に目がいった。

白い肌にひときわ目立つ、赤く引き連れた一筋の線。

そしてその両脇に、ピンク色の桃の花のつぼみ。

女の子みたいに、しなやかな首筋となだらかな肩。

「リアム・・・?」

僕は素早く片手で、彼の腰を抱き寄せた。
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