連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス
「桃の花は可愛らしい、菊の花はかぐわしいとも」

僕は指先を素早く入れ、少しまげて内側を探ると、彼の肩が大きく跳ね上がり背中がのけぞった。

貫く快感で、彼自身の先端が震えている。

僕は素早くその上に、自分の腰を預けた。

強くトビアス様を抱きしめ、密着すると、彼自身がどんどん反応するのがわかった。

「あなたのすべてを・・・感じていたいのです」

僕は目を閉じて、彼を飲み込む快感に酔い初めている。

「だから今日だけは・・・僕の愛を受け入れてください」

「リアム・・・だめ・・」

僕はトビアス様の次の言葉を聞きたくなくて、唇でふさいだ。

唇から出るのは、震える吐息と「愛している」という言葉だけでいい。

トビアス様の肌は僕の愛で、桃の花が咲き乱れ、鮮やかに染まり・・・

大きな快感のうねりで、はじけた。

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