連理の枝と比翼の鳥 リアムとトビアス
少し間があって、
「好みのタイプを目の前にして、何時間も見つめる・・・どうですか?
ちょっと、あなたがちょっかいを出せば、その自制心はもろく壊れてしまうのを、トビアス様自身よくご存じのはず。
だから危ないと思って、モデルの件を引っ込めたのでしょう?」
ルーミンは、僕に人差し指を突きつけた。
「あなたの狙いは何ですか?連理の枝になりたいとか!?」
レンリノエダって何だ?
キャン、キャンキャン
バスケットの中のマランが、外に出たくて大きな声を上げた。
「リアム!・・・ルーミン!」
ガウン姿の寝乱れた姿で、トビアス様が台所の戸を開けた。
「彼はここから・・・出ていくと言っています」
ルーミンは、僕から視線をはずさないまま、平坦な口調で言った。
「マランを連れては無理だろう」
トビアス様が、僕に向かって声をかけた。
バスケットの中で、マランが出して欲しくてガシガシ暴れている。
「マランは僕の家族ですから、一緒に連れていきます」
僕はバスケットを抱きしめるように、しゃがんだ。
なぜだろう、涙が・・・ぼたぼたと地面に落ちる。
トビアス様の声はまろやかで、僕の意志を崩してしまう力を持っているのだ。
トビアス様はしゃがんで、僕の震える肩を抱いて立ち上がらせた。
耳元で響く声は、あの絵の小さな家の灯った窓を思い起こさせる。
「マランもここにいたいだろう?」
「好みのタイプを目の前にして、何時間も見つめる・・・どうですか?
ちょっと、あなたがちょっかいを出せば、その自制心はもろく壊れてしまうのを、トビアス様自身よくご存じのはず。
だから危ないと思って、モデルの件を引っ込めたのでしょう?」
ルーミンは、僕に人差し指を突きつけた。
「あなたの狙いは何ですか?連理の枝になりたいとか!?」
レンリノエダって何だ?
キャン、キャンキャン
バスケットの中のマランが、外に出たくて大きな声を上げた。
「リアム!・・・ルーミン!」
ガウン姿の寝乱れた姿で、トビアス様が台所の戸を開けた。
「彼はここから・・・出ていくと言っています」
ルーミンは、僕から視線をはずさないまま、平坦な口調で言った。
「マランを連れては無理だろう」
トビアス様が、僕に向かって声をかけた。
バスケットの中で、マランが出して欲しくてガシガシ暴れている。
「マランは僕の家族ですから、一緒に連れていきます」
僕はバスケットを抱きしめるように、しゃがんだ。
なぜだろう、涙が・・・ぼたぼたと地面に落ちる。
トビアス様の声はまろやかで、僕の意志を崩してしまう力を持っているのだ。
トビアス様はしゃがんで、僕の震える肩を抱いて立ち上がらせた。
耳元で響く声は、あの絵の小さな家の灯った窓を思い起こさせる。
「マランもここにいたいだろう?」