あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「本当に漣の唯一が私だけだって分かれば、その時に返事する。けどそれまではただの恋人。それ以上は譲歩しない」
「へえ…」
もしかしたら無理にでも押し通してくるかと思いきっぱりと告げたのだが、思いの外漣は楽しげに目を細めた。
「散々俺の狂行見せつけられておいてこの後に及んで条件出してくるなんて、やるね」
「……」
「けどいいよ。惚れた弱みだからね、可愛い白雪に免じて譲ってあげる」
私の言葉はとてもお気に召したようだ。漣は指を絡ませた手を引き、自身の体の上に私を乗せた。
「早くここまで堕ちてきてね、可愛い俺の白雪姫」
そんな薄寒い台詞を吐きながら再び漣は唇を奪う。ワードセンスはイマイチだななんて思いながらも、私は抵抗する事なく入り込んでくる漣の舌を受け入れた。