あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「こんなに男を煽るのが上手い子の言う事なんて信じられないなあ」
言いながら霜月さんは指を増やし、中で器用にばらばらに動かす。その度に走る痛みと刺激。こんなの快感じゃなくてもはや拷問だ。
中高生のセックスなんて所詮は探り合いで、こんな暴力的に与えられる刺激なんて知らない。
初めて怖いと思った。霜月さんの目を。
欲に塗れて慈愛を失った、男の目を。
「優しくして欲しいなら、可愛くおねだりしてみなよ」
「お、おねだり…?」
「やり方、分かるでしょ」
霜月さんの手が止まる。おねだりを待ってくれているのだろう。
どうすればいいか、何を言えばいいか必死で考える。
そして気付いた。彼が何度も言っている事。時折そのニヒルな笑みに落ちる、切なげな影りを。
「…漣」
名前を呼べば、待っていましたと言わんばかりに口角が上がる。
「お願い…優しく、して」