あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
どう反応していいか分からず黙り込む。
「心配症で優しいお祖父ちゃんが遺してくれたの。俺が1人でも困らないよーにって」
「1人って…」
「そ。家族親戚兄弟ナシ。天涯孤独」
「……」
なんでもない事のように言う漣だけど、若い身で誰一人家族が居ないというのはとても寂しい事なんじゃないか、そう思えて仕方なかった。
「白雪でもそんな顔するんだ」
漣は遊んでいた髪を落とし、頬に指を添える。
「いっつも不機嫌そうな顔してるくせに」
「それは漣が悪いんでしょ」
「まあね。…でも、今は俺を労ってよ」
漣は再び顔を寄せ、触れるだけのキスをしてきた。
「可愛い白雪がいるだけで、安らぐからさ」
抱かせてくれるだけで、の間違いじゃないのかな。そう思うくらいナチュラルに押し倒された。
躊躇う事なく服の裾から手を入れて直接胸を弄る手は、昨日とは違い焦らす事なく胸の先を弾く。キスで口が塞がれて声は出なかったけれど、身体は素直に反応していた。
よく伸びる生地が売りのスキニーがゆるゆると下され、大事なところへ手があてがわれれば昨日解されたばかりのそこは簡単に漣の指を受け入れた。