あばかれ、奪われる〜セフレから始まる歪愛〜
「白雪、明日仕事は?」
「…休み」
「じゃあ今日は泊まっていきなよ」
「……」
首を横に振る。けれど私の答えを予想していたのか漣は口角だけを上げ、腰を掴んで再び沈ませた。
「〜ッ、あっ!」
背中が弓なりにしなり天井を仰ぐ。視界がパチパチと弾け母音を上げる以外できなくなってしまった。
こんなの続けられたら足腰が立たなくなる。漣はそれが狙いなのか。
快楽に溺れ、漣の体にしがみつくしか出来なくなった私は幾度目かの絶頂の末、意識を飛ばした。