道具屋の看板娘、冒険者名は『死神』です。アイテム過剰購入冒険者にムカつきますが、ギルマスにはイヤな奴だと思われたくありません
「ギルマス、縁起でもない」

「冗談ではありませんよ。ねえ、ラヴィーネさん」

ーービビらせるには丁度いいわ、舐められてはイヤだもの


ラヴィーネはギルドマスターに話を合わせておこうと思ったし、それほどギルドマスターの目力は強く迫力があった。

「そうですわね。気を抜いていると死神に刈られるかもしれませんわね」

「やめろよ」

冒険者たちの顔が強張り、青ざめている。

ラヴィーネはざまあ見ろと言いたい気持ちだった。

ツンと澄まし顔で、ギルドマスターを見た。

ギルドマスターは、微かに笑った気がした。

ーーそれにしても、ギルドマスターは冒険者ともめている時にタイミング良く仲裁に入るけれど、ギルドの奥の間に覗き穴でもあるのかしら

ラヴィーネは、「いいえ。そんなはずないわ」と頭に浮かんだ考えを打ち消した。

「ラヴィーネさん、道具屋に戻らなくても?」
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