キミの隣に座っていたい

俺が持っているクラスが行うものは『ホストクラブ』学年で一番モテる男子がいるからするらしい。


「これ、着てください!」

女子生徒から紙袋を渡された。
その中身は、ホストが着るようなスーツ。

さすがにこれは…想像以上…

「あのな…」

「許可なら田中先生に貰ってるから。」

マジで?

「ってことだから、隣の控室で着替えてきて」

こうなったら、諦めよう




「着替えてきたぞ!」

こんな派手はスーツ着たことねぇーや

「きゃぁ!!かっこいい!」

うるさい!

「髪いじってもいいですか?」

「はぁ!?」

クラスで一番派手な男子に髪をいじられた。

「ますますかっこいい!!」

「ここに座っててください!」

用意された椅子に座っていると、つぎつぎと女の子が入ってた。ここの学校の子から、他校の子まで。


これじゃあ、絢の所行けないな…約束したのに

「いつまで座っていればいい?」

「11時ごろまで」

11時ってことは…あと1時間か…もしかしたら絢の所行けるかも




この1時間がとても長く感じられた。しかも、写真撮られるし…フラッシュで目が痛い

「もういいだろ?」

「そうだね!ありがとう!おかげで、客寄せ出来たよ!明日もよろしくお願いします!」

よろよろと立ちあがって、控室で着替えた。
それから、絢のクラスに向かった。



「いらっしゃいませ」

絢とマナちゃんが客寄せをしている。

これじゃあ普通にナンパされるだろ?


.



< 18 / 62 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop