イッケンヤ
その紐を見ながら柚葉が来た事を後悔したらしく
私にしがみつきながら進んで行った。

「お邪魔しまーす」なんて冗談半分な裕也の一言で
笑いながら家に入って行った……

1階は生活していたそのままだった。

まるで、晩ご飯を食べていたら
いきなり死ぬ気になったかのように
テーブルの上には食べ物や、グラスなど
そのままだったのだ。

色々見て回り、いざ2階へ…と
階段を上がろうとすると
冷蔵庫のような冷たさと行っては行けない気配があった。

だけど、誰も行った事のない2階。

話し合って行く事に決めたのだ。
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