イッケンヤ
一瞬みんなで顔を見合わせ、
「窓ないし、1階に飛び降りる?」など
無茶を言っていたけど、
階段があった場所も畳に変わっているから無理だった。

つまり閉じ込められたのだ。

携帯の電波も圏外。
別世界にいるようだった。

しばらく考えていると
外から足音が聞こえてきた。

今考えると窓もないし、
聞こえるはずのない音だった。

その後、目眩がして意識を失った。
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