本の王子と囚われのページ
 図書室、それは誰もが寡黙となり、本という対象物に集中し本と一体になる場所。だが私は、小説が苦手だ。文字を見るだけで頭がくらくらするからだ。
 そんな私がこの場所にいる理由。楓が腕を引っ張て来たからだ。私が好き好んでこの場所に来る理由はない。
 楓は、いつも私を連れてきては、興味のある小説を持ってきて、数ページ呼んだと思ったら本の解説を始める。彼にとって本を読むという行為はどういう意味を持つのか、いつか小一時間問いただしたい。
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