鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
「……月城さん?」

 今度は羽白さんが驚く番だった。驚いてくれたことに、なぜかうれしさを感じた。

 なにかあれば連絡すると言い残して去った救急隊員を見送り、改めて羽白さんと向かい合う。

「ご無沙汰しています」

「まさかこんなところで再会すると思わなかった。元気そうでなによりだ。最後に会ったのは……」

「タンザニアです。四年前になりますね」

「もうそんなに経つのか。あの時は……大変だったな。もう大丈夫か?」

 気遣わしげな声にじわりと胸が熱くなる。

「……いえ、あまり。あれ以来、男性が苦手になってしまって」

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