鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
車から降りる際に転んだ律を咄嗟に受け止めてしまい、すぐに離れようとした。
いきなり男に抱きしめられるなんて、彼女のトラウマをまた引き起こす要因としては充分すぎる。それなのに彼女は俺を突き放すどころか、うれしそうに触ってきた。それどころか、改めてきちんと触らせてほしいと許可まで取って。
その結果、今こうして風呂上がりの彼女と向かい合っているわけだが、少なくとも胸だけは触られたくない。どれほど俺の心臓が緊張と動揺で忙しなく動いているか、知られたくなかった。
律がそっと俺の手に触れる。その瞬間、心臓が大きく跳ねた。
「うん、やっぱり平気みたいです。今のところは……」
いきなり男に抱きしめられるなんて、彼女のトラウマをまた引き起こす要因としては充分すぎる。それなのに彼女は俺を突き放すどころか、うれしそうに触ってきた。それどころか、改めてきちんと触らせてほしいと許可まで取って。
その結果、今こうして風呂上がりの彼女と向かい合っているわけだが、少なくとも胸だけは触られたくない。どれほど俺の心臓が緊張と動揺で忙しなく動いているか、知られたくなかった。
律がそっと俺の手に触れる。その瞬間、心臓が大きく跳ねた。
「うん、やっぱり平気みたいです。今のところは……」