鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
つぶやくように言われるが、あまり耳に入ってこない。
律の温かな手のひらが俺の手をなぞり、手首を握ってから腕の内側を伝う。腕の太さをたしかめるようにぎゅっと握られ、そのまま肩を撫でられた。
もう少し違う触り方をしてくれないか、と言いたいが、だったらどんな触り方が正解なのか聞かれても困る。
遠慮があるのかないのかわからない触れ方は、俺をひたすら緊張させた。
彼女の手はこんなに小さかったのか。こんなに温かかったのか。触感で味を感じるはずなどないのに、なぜだか触れられた箇所が全部甘いように思える。
「やっぱり普段から鍛えているんですか?」
「あ、ああ」
「どうりで……」
律の温かな手のひらが俺の手をなぞり、手首を握ってから腕の内側を伝う。腕の太さをたしかめるようにぎゅっと握られ、そのまま肩を撫でられた。
もう少し違う触り方をしてくれないか、と言いたいが、だったらどんな触り方が正解なのか聞かれても困る。
遠慮があるのかないのかわからない触れ方は、俺をひたすら緊張させた。
彼女の手はこんなに小さかったのか。こんなに温かかったのか。触感で味を感じるはずなどないのに、なぜだか触れられた箇所が全部甘いように思える。
「やっぱり普段から鍛えているんですか?」
「あ、ああ」
「どうりで……」