鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 優しい慰めも今は自分の至らなさを思い知らされるようで、胸が痛い。

 少しトラウマが改善したくらいでなにを調子に乗っていたのだろうと自分を恥じていると、ふと視界の隅に見覚えのある姿が映った。

「律」

 駆け寄った悠生さんは少し息を切らしていた。ショッピングモールに行くことは伝えていたが、彼がここに来るとは聞いていない。

 ちらりとスマホを確認すると、新着メッセージを受信した通知が入っていた。一連の出来事のせいで確認できていなかったようだ。

「連絡がないから心配した。なにかあったのか?」

 それに答えようとした時だった。

「悠生さん……!?」

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