鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
悠生さんは黙ったまま私の背を抱く腕に力を込めると、落ち着かせるように背中を撫でてくれた。そんな優しさを見せられたら、また好きになってしまう。
どうか、この気持ちが彼に気づかれなければいい。
私が抱えたトラウマのためにここまで触れてくれた彼に、これ以上よこしまで浅ましい気持ちを抱きたくない。
以前、彼は私に幸せとはなにかを聞いた。
『好きだと思える人に触れられたら、それだけで幸せになれると思いますよ』
あの時、私が出した答えは本質をついていたらしい。
悠生さんに触れられただけで、こんなにも幸せなのだから。
◇ ◇ ◇
どうか、この気持ちが彼に気づかれなければいい。
私が抱えたトラウマのためにここまで触れてくれた彼に、これ以上よこしまで浅ましい気持ちを抱きたくない。
以前、彼は私に幸せとはなにかを聞いた。
『好きだと思える人に触れられたら、それだけで幸せになれると思いますよ』
あの時、私が出した答えは本質をついていたらしい。
悠生さんに触れられただけで、こんなにも幸せなのだから。
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