鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 どう言えばいいのだろう。私は抱き枕じゃありません、とか?

 悩んでいるうちに、悠生さんがますますきつく私を抱きしめてきた。

「やわらかくてかわいい」

「……え」

 『やわらかい』と『かわいい』が繋がるのはおかしい気がしたけれど、今はそんなことを指摘している心の余裕がない。

「も、もう少し離れたほうが寝やすいです、よね」

 声が裏返ったことに恥ずかしさを覚えながら言うも、悠生さんは私の背に腕を回したまま、いやいやと子どもがやるように首を横に振った。

「これがいい……」

 ほっとしたようなささやきと一緒に、悠生さんの吐息が頬をかすめる。

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