鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 彼はずっと私に対して気遣いを見せ、優しく接してくれた。トラウマの件だって、私以上に真剣に向き合ってくれていたように思う。そんな人が、古い友人だからといってあけすけにすべて話してしまうとは思えない。

「……悠生さんから直接聞くまでは信じません」

『なにを勘違いしてるか知らないけど、そもそも私たちの間にあなたが入ってきたのよ。……ねえ、最近悠生さんの帰りが遅い時はなかった? 朝に帰ってきたり、不規則な時間に帰ってこなかった? 悠生さんのために黙っていてあげようと思ったけど、その日は私と会ってたのよ。この意味、わかる?』

「信じません……!」

< 236 / 337 >

この作品をシェア

pagetop