鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
 視線を交わすと、悠生さんが少し笑った。

「今まで生きてきて一番幸せな朝だな」

 私の唇をついばんで言った悠生さんが、弄ぶように私の髪を指に巻き付ける。

「……私もです」

 悠生さんの表情が優しすぎて、本当に幸せだと思っているのが伝わってきた。

 胸が温かくなると同時に、恥ずかしさも込み上げる。

「このままベッドから出られなくなりそうだ」

 すり寄ってきた悠生さんに頬をついばまれた。くすぐったさに身じろぎをした時、ぴぴっと微かな電子音が響く。

 それを聞いてすぐに悠生さんが身体を起こした。

 甘い空気が一気に消え、自衛官としての一面が顔を覗かせる。

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