鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
分が悪いと悟ったのか、亜香里さんが猫撫で声で言う。悠生さんの表情は一瞬も揺らがない。それどころか、彼女に軽蔑と失望の眼差しを向けた。
「俺の幸せの中に君はいない。……俺たちの関係は変わらないと言ったが、間違いだな。これまではいい友人だったが、これからはもう違う」
「待ってよ。そんな女より私のほうがずっとふさわしいの。あなたにも、あなたの実家にも! そいつはなにもできないのよ! 私だったらもっと……」
「俺は律がどれほど努力家なのかを、誰よりも知っている」
きっぱりと悠生さんが言い切ってくれたのを見て、私もなにか言わなければという気になった。
「俺の幸せの中に君はいない。……俺たちの関係は変わらないと言ったが、間違いだな。これまではいい友人だったが、これからはもう違う」
「待ってよ。そんな女より私のほうがずっとふさわしいの。あなたにも、あなたの実家にも! そいつはなにもできないのよ! 私だったらもっと……」
「俺は律がどれほど努力家なのかを、誰よりも知っている」
きっぱりと悠生さんが言い切ってくれたのを見て、私もなにか言わなければという気になった。