鉄仮面の自衛官ドクターは男嫌いの契約妻にだけ激甘になる【自衛官シリーズ】
「するのも、されるのも好きです。……悠生さんだけ、ですけど」

「そんな煽り方をしたらどうなるか、わかっているくせに」

 悠生さんが私を引き寄せて、顔を近づけた。

 唇と唇が最初は優しくそっと重なる。

 刻まれる温かさに幸せを感じているうち、徐々にキスが深くなっていった。

 私を焦らす唇が、自分がなにを愛でているのかたしかめるようにゆっくりと動く。

 その感触に応えると、至近距離でふっと笑い声が聞こえた。

「最初からベッドに行けばよかった」

「……そうですね。今からでも……」

「もう遅い」

 再び唇を重ねると、お互いの呼吸が絡み合う。

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