きみの本気は分かりづらい
その後、旅館の外に出て
ゆう兄と一緒に近くを散策した
観光地にある旅館ということで
少し歩けば、たくさんのお店が現れる
「ゆう兄ゆう兄
見て、スイーツ専門店いっぱいある!」
不意打ちの一撃を受けたものの
いつもとは違う
非日常の光景を前にしたら
その後遺症も、跡形もなく消え去った
ゆう兄の服を掴んで、興奮気味に
ずらりと立ち並ぶ店を眺める私
「ほんとだね」
「プリン屋さんはどこ?」
「あそこ。行列できてるとこ」
ゆう兄が指差した方へ視線を向ければ
少し離れた場所にある、小さな店の前に
周辺の店より一際長い列が出来ていた
「早く並ばなきゃ。売り切れちゃうかも…」
せっかく、ここまで来たんだから
あれだけの行列ができる
絶品プリンは絶対食べたい…っ
スイーツ好きの魂が火をふく
「行こっ
ゆう兄、早く!」
「え…」
めらめらと闘志を燃やす私は
衝動に駆られるまま
ゆう兄の手を力強く握り、走り出す
「…」
すっかり意識がプリンに向いていた私は
自分が無意識にしたその行為に
ゆう兄が動揺している事に気づかなかった
ゆう兄と一緒に近くを散策した
観光地にある旅館ということで
少し歩けば、たくさんのお店が現れる
「ゆう兄ゆう兄
見て、スイーツ専門店いっぱいある!」
不意打ちの一撃を受けたものの
いつもとは違う
非日常の光景を前にしたら
その後遺症も、跡形もなく消え去った
ゆう兄の服を掴んで、興奮気味に
ずらりと立ち並ぶ店を眺める私
「ほんとだね」
「プリン屋さんはどこ?」
「あそこ。行列できてるとこ」
ゆう兄が指差した方へ視線を向ければ
少し離れた場所にある、小さな店の前に
周辺の店より一際長い列が出来ていた
「早く並ばなきゃ。売り切れちゃうかも…」
せっかく、ここまで来たんだから
あれだけの行列ができる
絶品プリンは絶対食べたい…っ
スイーツ好きの魂が火をふく
「行こっ
ゆう兄、早く!」
「え…」
めらめらと闘志を燃やす私は
衝動に駆られるまま
ゆう兄の手を力強く握り、走り出す
「…」
すっかり意識がプリンに向いていた私は
自分が無意識にしたその行為に
ゆう兄が動揺している事に気づかなかった