きみの本気は分かりづらい
………昔も今も、変わらない


本来の、私とゆう兄の距離は『これ』なんだ


ゆう兄が、来てくれなきゃ
私はただ、遠くから
ゆう兄を眺めているだけの存在で


いつだって
人の輪の中心にいるゆう兄と

いつだって
人の輪の中に入れない私


根本的に違う


ゆう兄は、いつだって
誰かに必要とされる

一緒にいて、楽しくて
明るくて、まわりを笑顔にさせる

心根の広さが、優しい雰囲気が
人を惹き付ける



私とは正反対



……だからこそ、憧れて



焦がれた
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