憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「私が七星さんを危険にさらした償いではないですが今後、あの男が二度と七星さんに関わり合いにならないように手を打たせていただきました」
宇佐神課長は顔を上げたが、相変わらず床に正座したままだ。
懐に手を入れ、内ポケットから出した書面を彼は兄に渡した。
市崎と取り交わした書類を兄に見せるので貸してくれと言われたし、それなんだろう。
渡された書類を兄は黙って読んでいる。
私が宇佐神課長に預けた書類は一枚だったのに、それは五枚ほどあった。
「オマエはこれで、本当にいいのか?」
書類を読み終わった兄が宇佐神課長を見る目は先ほどまでとは違い、憐れんでいるように見えた。
「はい、かまいません。
これで七星さんを守れるのなら」
答えた課長は強い決意で溢れている。
けれどどこか、苦しそうなのはなんでなんだろう。
「わかった。
ただし、ナナを不幸にしたら許さないからな!」
「はい。
お許しいただき、ありがとうございます」
宇佐神課長が兄に向かって頭を下げる。
どうやら決着したらしいが、あの書類にはいったいなにが書いてあったのだろう。
宇佐神課長がお手洗いに立ち、兄とふたりになる。
宇佐神課長は顔を上げたが、相変わらず床に正座したままだ。
懐に手を入れ、内ポケットから出した書面を彼は兄に渡した。
市崎と取り交わした書類を兄に見せるので貸してくれと言われたし、それなんだろう。
渡された書類を兄は黙って読んでいる。
私が宇佐神課長に預けた書類は一枚だったのに、それは五枚ほどあった。
「オマエはこれで、本当にいいのか?」
書類を読み終わった兄が宇佐神課長を見る目は先ほどまでとは違い、憐れんでいるように見えた。
「はい、かまいません。
これで七星さんを守れるのなら」
答えた課長は強い決意で溢れている。
けれどどこか、苦しそうなのはなんでなんだろう。
「わかった。
ただし、ナナを不幸にしたら許さないからな!」
「はい。
お許しいただき、ありがとうございます」
宇佐神課長が兄に向かって頭を下げる。
どうやら決着したらしいが、あの書類にはいったいなにが書いてあったのだろう。
宇佐神課長がお手洗いに立ち、兄とふたりになる。