憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「お兄ちゃんがシスコンだとは知らなかったよ」
「シスコン……」
よほど嫌だったのか兄は水を飲みかけてやめ、情けない顔をした。
「俺はシスコンじゃない。
ただ、子供だと思っていたナナに彼氏ができて、動揺したというか」
気まずそうに兄が、首の後ろをぼりぼりと掻く。
「そうだよな。
ナナだってすっかり、いい大人だし」
嘲笑するように笑い、兄は今度こそグラスを口に運んだ。
学校でも社会に出て会社勤めをするようになっても、周りの人間は私を実年齢よりも高めに扱った。
しっかり者で周りから姐御なんて慕われていたのはその証しだ。
けれど兄だけは、いつも私を子供扱いして甘やかせてくれた。
たまに拗ねてみせながらも、それが本当は酷く嬉しかったのだ。
「私はいつまで経っても、お兄ちゃんの小さな妹だよ」
こんなことを言うのはいたたまれなく、熱くなった頬に気づかれたくなくて水を飲んで誤魔化す。
「そうだな。
でも、彼氏ができたんだから、ちーっとはお兄ちゃん離れしろよ」
「あう」
私の額を指先で突き、兄はにやりと人の悪い顔で笑った。
「それじゃまるで、私がブラコンみたいじゃない」
「シスコン……」
よほど嫌だったのか兄は水を飲みかけてやめ、情けない顔をした。
「俺はシスコンじゃない。
ただ、子供だと思っていたナナに彼氏ができて、動揺したというか」
気まずそうに兄が、首の後ろをぼりぼりと掻く。
「そうだよな。
ナナだってすっかり、いい大人だし」
嘲笑するように笑い、兄は今度こそグラスを口に運んだ。
学校でも社会に出て会社勤めをするようになっても、周りの人間は私を実年齢よりも高めに扱った。
しっかり者で周りから姐御なんて慕われていたのはその証しだ。
けれど兄だけは、いつも私を子供扱いして甘やかせてくれた。
たまに拗ねてみせながらも、それが本当は酷く嬉しかったのだ。
「私はいつまで経っても、お兄ちゃんの小さな妹だよ」
こんなことを言うのはいたたまれなく、熱くなった頬に気づかれたくなくて水を飲んで誤魔化す。
「そうだな。
でも、彼氏ができたんだから、ちーっとはお兄ちゃん離れしろよ」
「あう」
私の額を指先で突き、兄はにやりと人の悪い顔で笑った。
「それじゃまるで、私がブラコンみたいじゃない」