憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
第五章 憧れの上司は超過保護でした
「誰がいいとかわからなーいー」
「うるさい、メシだ」
「あう」
テーブルの上にだらしなく顎をのせて携帯でニャオチューブを見ていたら、ごん!と頭の上に宇佐神課長からお皿をのせられた。
「……すみません」
落とさないように頭上のお皿を受け取り、テーブルにのせる。
さらに周辺に散らかしていたペンやノートを片付けた。
あっという間にテーブルの上には夕食の準備が調っていく。
お休みの今日は煮込み時間が取れるからか、ロールキャベツだ。
しかも私の好きな、トマトソースで煮込んだヤツ。
さらにチーズをのせて焼いてあった。
料理好きを公言していた彼らしく、部屋にはハイクラスのオーブンレンジが備え付けてある。
ストーカー事件が解決したあとも、私は宇佐神課長に餌付けされていた。
「なにをそんなに唸ってるんだ?」
スパークリングワインの瓶とグラスをふたつ掴んできて、宇佐神課長もテーブルに着いた。
「週明けにインフルエンサーの選定会議があるじゃないですか」
「家で仕事の話、禁止」
私の答えを聞き、みるみる課長の機嫌が悪くなっていく。
「うるさい、メシだ」
「あう」
テーブルの上にだらしなく顎をのせて携帯でニャオチューブを見ていたら、ごん!と頭の上に宇佐神課長からお皿をのせられた。
「……すみません」
落とさないように頭上のお皿を受け取り、テーブルにのせる。
さらに周辺に散らかしていたペンやノートを片付けた。
あっという間にテーブルの上には夕食の準備が調っていく。
お休みの今日は煮込み時間が取れるからか、ロールキャベツだ。
しかも私の好きな、トマトソースで煮込んだヤツ。
さらにチーズをのせて焼いてあった。
料理好きを公言していた彼らしく、部屋にはハイクラスのオーブンレンジが備え付けてある。
ストーカー事件が解決したあとも、私は宇佐神課長に餌付けされていた。
「なにをそんなに唸ってるんだ?」
スパークリングワインの瓶とグラスをふたつ掴んできて、宇佐神課長もテーブルに着いた。
「週明けにインフルエンサーの選定会議があるじゃないですか」
「家で仕事の話、禁止」
私の答えを聞き、みるみる課長の機嫌が悪くなっていく。