憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
それで、インフルエンサーだっけ?」

さらっと話を逸らし、課長は本題へと移っていった。

「そうなんです。
どんな人がいいのか全然わからなくて……」

私も心配事項がそれだけに、つい乗っていた。
フェアを開催する化粧品シリーズのターゲットとなる女性像を書き出してみたが、この女性に響く相手というのがよくわからない。
そもそもターゲットとする女性像から間違っているんじゃないかという気すらしてきた。

「今度の商品のターゲットは誰だ?」

「若い女性です。
社会人生活もすっかり馴染んだ二十五、六歳。
趣味はスポーツ観戦と食べ歩き、ダイエット。
いろんなものに興味がある反面、飽きやすい。
ただしハマると、とことんハマる」

自分の分析が正しいのか自信がなくて、ちらりと宇佐神課長をうかがう。

「それから?」

しかし彼は先を促してきたので、さらに続けた。

「彼氏を作るより、趣味のあう友達と騒ぎたい。
食べることは好きだけど太るのも怖いので定期的にダイエットを始めるが、すぐに飽きる。
常に楽しいことを探し、各方面にアンテナを張っている。
友人が多く、活動的。
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