憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
今度は宇佐神課長が携帯を操作し始めたので、画面をのぞき込む。
そこには樺島くんとのトーク画面が開かれており、今季ハマっているアニメを問う内容が送られていた。
すぐに既読がつき、どきどきしながら返信を待つ。

【今季は『魔法少女にスカウトされましたが、僕は男の娘なんですが!?』が熱いです!
配信もあるんで宇佐神課長もぜひ観てください!
オススメです!】

「ほら」

宇佐神課長は勝ち誇っているが、ほんとに?

「実は、樺島くんに聞いたとか?」

「会社でアニメの話、禁止されてからアイツ、ちゃんと守って全然話してないぞ?
そういうところ、偉いなって思う」

うん、それは確かに偉い。
しかしそもそも、なんでこんなマイナーアニメを課長が知っていたんだろう?

「てか、なんでこんなアニメ、知ってるんですか?」

もしかして課長は隠れオタクとか?
それならありうる。

「んー、アニメとドラマは一応全部、簡単に内容は確認してるな」

「え……」

待て。
アニメとドラマ全部って、ワンシーズンにいったい、何本あるんだ?
視聴はしなくても全部のあらすじを確認するだけでもかなりの労力がいるはずだ。

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