憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「で、でも、なんで樺島くんがこれが好きだってわかるんですか……?」

それに全部チェックしていたとしても、樺島くんの好みまではわからないはず。

「ん?
アイツは少し、変わったものが好きだからな。
あと、変身ものとか。
恋愛系も興味が薄いし、異世界ものは完全にスルーだ。
これでもう、かなり絞れる」

こうやって聞くと樺島くんはオタクとしていろいろおかしいんじゃないかという気がしてくる。
いや、超マイナーアニメにハマっている次点で、立派なオタクなのか?
そしてそんな彼の思考が読める宇佐神課長が恐ろしい。

「なんですか、プロファイリングでも勉強したんですか」

もう、そうとしか考えられない。

「当たらずとも遠からず、かな。
人間観察が趣味なんだ」

にかっと爽やかに課長が笑う。

「そーですか……」

これはもう、考えてはダメだ。
宇佐神課長は特殊能力者だと割り切ろう。

「それでさっきの、ターゲット像だけどさ」

「はい」

話が戻ってきたので姿勢を正す。

「自分より上の、綺麗な人に憧れるか、自分と同じ程度の人間に親近感を覚えるかのどちらかじゃないか」

「あ……」

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