憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
だるさとかもないし、元気いっぱいです】

一応、体温計の体温表示の画像も送った。
すぐに既読がつき、返信がある。

【お前、平熱三十五度台だろうが。
まだおとなしく寝とけ。
次の定時連絡、忘れるなよ】

どうしてあの人は私の普段の体温を知っているんだ?
ストーカー、ストーカーなのか?
怖い!
とか思ったが、どうも龍志は記憶力がいいみたいだし、たぶんどこかで話したのを覚えていたのだろう。

また連絡を忘れて怒られると嫌なので、今度は一時間おきにアラームをセットして漫画を読む。
すぐにお昼になり、キッチンへ行った。
小鍋に用意してあったお味噌汁を温め、お椀によそってお弁当とともにリビングのテーブルに運ぶ。

「うわっ、美味しそう」

お弁当の中身はしそおにぎりと大根の煮物、それに大葉を巻いたつくね、卵焼きだった。
こんな美味しそうなお弁当が作れるなんて、龍志はもうお婿にいけるんじゃ?
いやいや、私はまだ、彼が好きなわけじゃないし。

『七星はずっと俺の彼女』

不意にあの日、引っかかった台詞がよみがえってくる。
龍志は私と結婚する気はないんだろうか。
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