憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
でも、〝ずっと〟彼女、って別れる前提がないみたいだ。
だったら龍志なら結婚を絡めてきそうなのに、そうじゃなかった。
なにか事情でもあるのかな……。

午後からもちょいちょい仕事を挟みつつ、漫画を読む。
恋愛漫画のヒロインって凄い。
仕事もしながら恋も両立させてるんだもん。
私だったら、無理。

……無理とか言っている場合じゃないんだよなー。

ここのところ、龍志に甘やかされてそれに甘えているけれど、これでいいはずがないのだ。
龍志は私が気に入ったから本気で落とすとか言っていたし、私も近い将来、自分の気持ちをはっきりさせなければならないだろう。
私は龍志をどう思っている?
頼れる上司で頼れるお隣さんなのは間違いないけれど。

『七星』

私の名を呼び、眼鏡の向こうで眩しそうに目を細めて嬉しそうに笑う龍志の顔を思い出したら、一気に顔が熱くなった。
いたたまれなくなって枕に顔を押しつけ、じたばたする。
たまに見せる、ジェントル宇佐神課長でも俺様宇佐神様でもない、フラットな龍志の笑顔が好きだ。
あと、作ってくれるごはん。
これだけで恋愛感情として好きといっていいのか、自信がない……。



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