憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
作ろうと決めたものの、私は料理が苦手だ。
あの、手抜きと言いつつ手が込んでいるような料理をパパッと作る龍志には到底、勝てない。
それどころかまともな料理を提供できるのか不安になるところだ。
「……やっぱりカップ麺で諦めるか」
いくら考えてもいいメニューが出てこなくて冷蔵庫を閉めた。
私が作って唯一、家族が褒めてくれるのはカレーだが、龍志が帰ってくるまでの短時間でじっくりコトコト煮込んだ自慢のカレーは作れない。
「うー、あー」
唸りながら冷蔵庫のドアをぱたぱた閉じたり開いたりさせる。
龍志がいたら、電気代の無駄だと怒られそうだ。
「あ、そだ」
不意に、次の休みの昼ごはん用と先週末、買い出しに行ったときに龍志がチルドの焼きそばを買っていたのを思い出した。
あれなら、私でもできる。
ただ、次の休みの昼ごはんがなくなるが……まあ、そのときこそカップ麺でいい。
「よしっ!」
ようやくメニューが決まり、冷蔵庫から材料を取り出して立ち上がった。
「おー、俺が帰ってくる前に七星がこっちいるとか珍しいな」
靴を脱ぎながら帰ってきた龍志の目が、キッチンへと向く。
あの、手抜きと言いつつ手が込んでいるような料理をパパッと作る龍志には到底、勝てない。
それどころかまともな料理を提供できるのか不安になるところだ。
「……やっぱりカップ麺で諦めるか」
いくら考えてもいいメニューが出てこなくて冷蔵庫を閉めた。
私が作って唯一、家族が褒めてくれるのはカレーだが、龍志が帰ってくるまでの短時間でじっくりコトコト煮込んだ自慢のカレーは作れない。
「うー、あー」
唸りながら冷蔵庫のドアをぱたぱた閉じたり開いたりさせる。
龍志がいたら、電気代の無駄だと怒られそうだ。
「あ、そだ」
不意に、次の休みの昼ごはん用と先週末、買い出しに行ったときに龍志がチルドの焼きそばを買っていたのを思い出した。
あれなら、私でもできる。
ただ、次の休みの昼ごはんがなくなるが……まあ、そのときこそカップ麺でいい。
「よしっ!」
ようやくメニューが決まり、冷蔵庫から材料を取り出して立ち上がった。
「おー、俺が帰ってくる前に七星がこっちいるとか珍しいな」
靴を脱ぎながら帰ってきた龍志の目が、キッチンへと向く。