憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
ジャケットを脱いで私に渡し、腕捲りした龍志がキッチンに立つ。
フライパンから竹ベラでこそげるだけ焼きそばをこそぎ、あとは冷蔵庫から卵を取ってきてなにやらやっている。
「できたぞー」
そのうち私の目の前に、あんなに悲惨だった焼きそばの面影などどこにもない、薄焼き玉子に包まれた物体が置かれた。
「オムそば、ですか……?」
ならばこの玉子の下は、あのくずくずの焼きそばなわけで。
「いいから食べてみろ」
促すように龍志がスプーンを渡してくる。
それを受け取り、料理ののったお皿を前にしてごくりとつばを飲み込んだ。
「いただきます」
端だと具がない場所の可能性もあるので、豪快に真ん中からいく。
中身はソースの色をしていた。
それに、麺ではないものが見える。
「え、ご飯ですか?」
「そ。
そば飯。
フライパンにこびりついて減った分、飯で補充した。
そば飯なら麺は短いほうが都合がいいしな」
「ふぉえー」
食べたそば飯のオムライスは玉子とソース、ご飯と麺がいい塩梅で美味しかった。
「そんなにカップ麺の夕食が嫌だったのか」
斜め前に座り、龍志も食べながらさりげなく聞いてくる。
フライパンから竹ベラでこそげるだけ焼きそばをこそぎ、あとは冷蔵庫から卵を取ってきてなにやらやっている。
「できたぞー」
そのうち私の目の前に、あんなに悲惨だった焼きそばの面影などどこにもない、薄焼き玉子に包まれた物体が置かれた。
「オムそば、ですか……?」
ならばこの玉子の下は、あのくずくずの焼きそばなわけで。
「いいから食べてみろ」
促すように龍志がスプーンを渡してくる。
それを受け取り、料理ののったお皿を前にしてごくりとつばを飲み込んだ。
「いただきます」
端だと具がない場所の可能性もあるので、豪快に真ん中からいく。
中身はソースの色をしていた。
それに、麺ではないものが見える。
「え、ご飯ですか?」
「そ。
そば飯。
フライパンにこびりついて減った分、飯で補充した。
そば飯なら麺は短いほうが都合がいいしな」
「ふぉえー」
食べたそば飯のオムライスは玉子とソース、ご飯と麺がいい塩梅で美味しかった。
「そんなにカップ麺の夕食が嫌だったのか」
斜め前に座り、龍志も食べながらさりげなく聞いてくる。