憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
会釈して彼女がちょうど到着したタクシーに乗る。
あれで楽しかったと言える彼女のほうが、今日の私よりも立派な社会人だ。
それにしても龍志は彼女を送っていかなくていいんだろうか。
「ほら、帰るぞ」
私の腕を掴んで彼は待機していたタクシーに私を押し込んだ。
「なあ。
なんでそんなに、機嫌が悪いんだ。
仕事だろ、仕事」
タクシーが走りだした途端、彼が聞いてくる。
私があんな態度ならば、上司として説教してくるのは当然だ。
「……すみません、でした」
「謝りゃ済むと思ってるだろ。
ちゃんと理由を言え、理由を」
図星を指され、なにも言えなくなる。
黙っていたら呆れるように彼はため息をついた。
「映画の予定を勝手に変えて悪かった。
でも、仕事だろ」
そんなのわかっているし、それ自体は別に怒っていない。
ただ、相手がCOCOKAさんで龍志のあの態度が嫌だったのだ。
「……仕事なのくらい、わかってます」
「だったらあの態度はなんだ?
七星らしくない」
上司として当たり前の言葉だとわかっている。
けれどそれが、妙に私の神経に障った。
あれで楽しかったと言える彼女のほうが、今日の私よりも立派な社会人だ。
それにしても龍志は彼女を送っていかなくていいんだろうか。
「ほら、帰るぞ」
私の腕を掴んで彼は待機していたタクシーに私を押し込んだ。
「なあ。
なんでそんなに、機嫌が悪いんだ。
仕事だろ、仕事」
タクシーが走りだした途端、彼が聞いてくる。
私があんな態度ならば、上司として説教してくるのは当然だ。
「……すみません、でした」
「謝りゃ済むと思ってるだろ。
ちゃんと理由を言え、理由を」
図星を指され、なにも言えなくなる。
黙っていたら呆れるように彼はため息をついた。
「映画の予定を勝手に変えて悪かった。
でも、仕事だろ」
そんなのわかっているし、それ自体は別に怒っていない。
ただ、相手がCOCOKAさんで龍志のあの態度が嫌だったのだ。
「……仕事なのくらい、わかってます」
「だったらあの態度はなんだ?
七星らしくない」
上司として当たり前の言葉だとわかっている。
けれどそれが、妙に私の神経に障った。