憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「アイツも今、たぶん感情的になってるから、この週末は冷却期間をおけ。
じゃないときっと、同じことの二の舞だ。
それで月曜、どうせ会社で顔をあわせるんだし、ゆっくり自分の気持ちを伝えろ」

「わかった」

兄の言うことには一理ある。
私だって自分の気持ちは理解したが今、龍志の顔を見たらまた感情的になってしまいそうだ。

「あ、ちゃんと自分の気持ちを整理したいから今は会わない、月曜に改めてちゃんと話すとアイツにメッセージ送っとけよ。
じゃないとアイツも、ずっと落ち着かないだろうからな」

「うん」

やっぱり兄は頼りになる。
けれど女も男も気配すらない兄に、恋愛を語られるのは少しムカつくが。

COCOKAさんからもなにかやったんじゃないかと謝罪するメッセージが届いていた。
悪いのは私なのに申し訳ない。
私こそ、態度が悪くてすまなかったと謝罪のメッセージを返す。
すぐにもしかして体調が悪かったんじゃないか、だとしたら食事など誘って申し訳なかったと返事が来た。
こんなに彼女に気を遣わせて面目丸潰れだった。



月曜は兄の部屋から仕事へ行った。

「ちゃんと龍志と話してくるね」

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