憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
彼女にお礼を言い、すぐに人のいない場所で動画を確認しようとしたが。
「井ノ上さん」
すぐに龍志が声をかけてくる。
顎で外を指され、頷いた。
もうすでにこの件は彼の耳にも入っているようだ。
打ち合わせブースで彼と落ちあう。
ふたりきりになるのはまだ気まずいが、今はそんなことを言っている場合ではない。
椅子に座った途端、なにも言わずに彼は携帯をテーブルに置いて操作し、問題の動画を再生した。
該当の場所まで龍志の指が動画を飛ばす。
『そうそう。
いろんなコスメレビューサイトで高評価のこれ、使ってみたんだけどさー』
そう言ってCOCOKAさんがテーブルの上に置いたのはまさしく、我が社のメイン商品だった。
『なんか、評判の割にイマイチ、っていうか。
あんまり肌が潤ったとか、キメが整ったとか、そういう実感が感じられないっていうか。
うん、高いんだからそれなりに効果はあるよ?
でも、期待するほどじゃないって感じ。
これにこれだけのお金を出すくらいなら、こっち』
彼女が次にテーブルの上に置いたのは、老舗中小企業のものだった。
「井ノ上さん」
すぐに龍志が声をかけてくる。
顎で外を指され、頷いた。
もうすでにこの件は彼の耳にも入っているようだ。
打ち合わせブースで彼と落ちあう。
ふたりきりになるのはまだ気まずいが、今はそんなことを言っている場合ではない。
椅子に座った途端、なにも言わずに彼は携帯をテーブルに置いて操作し、問題の動画を再生した。
該当の場所まで龍志の指が動画を飛ばす。
『そうそう。
いろんなコスメレビューサイトで高評価のこれ、使ってみたんだけどさー』
そう言ってCOCOKAさんがテーブルの上に置いたのはまさしく、我が社のメイン商品だった。
『なんか、評判の割にイマイチ、っていうか。
あんまり肌が潤ったとか、キメが整ったとか、そういう実感が感じられないっていうか。
うん、高いんだからそれなりに効果はあるよ?
でも、期待するほどじゃないって感じ。
これにこれだけのお金を出すくらいなら、こっち』
彼女が次にテーブルの上に置いたのは、老舗中小企業のものだった。