憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
こうして龍志のお料理教室が始まった。
「まずはタマネギをみじん切りなー」
「……みじん切り」
タマネギを前にしてごくりと喉が鳴る。
いきなりみじん切りってハードル高くない?
私はせいぜい、スライスしかしない。
「できないなら俺がやるが?」
にやりと意地悪く、右頬を歪めて龍志が笑い、かっと頬に熱が走った。
「できますよ、みじん切りくらい!」
売り言葉に買い言葉で包丁を握る。
しかし手は情けないくらいにぶるぶる震えていた。
「怪我しないように気をつけてやれよー」
まるで子供にするように注意し、彼はお湯の沸いたお鍋にキャベツをまるごと突っ込んでいて、ここ最近の忙しさのせいでとうとうおかしくなったのかと疑った。
「えっ、龍志、なにやってるんですか?」
「ん?
こうやって少し茹でて、柔らかくなったところを剥がすの。
硬いまんまだと上手く剥がれずに破れたりするからな」
「へー」
ロールキャベツの下準備にキャベツをまるごと茹でるなんてあるのを初めて知った。
これって意外と、手がかかるのでは?
食べたいなんて気軽にリクエストしたのを少し、後悔した。
「まずはタマネギをみじん切りなー」
「……みじん切り」
タマネギを前にしてごくりと喉が鳴る。
いきなりみじん切りってハードル高くない?
私はせいぜい、スライスしかしない。
「できないなら俺がやるが?」
にやりと意地悪く、右頬を歪めて龍志が笑い、かっと頬に熱が走った。
「できますよ、みじん切りくらい!」
売り言葉に買い言葉で包丁を握る。
しかし手は情けないくらいにぶるぶる震えていた。
「怪我しないように気をつけてやれよー」
まるで子供にするように注意し、彼はお湯の沸いたお鍋にキャベツをまるごと突っ込んでいて、ここ最近の忙しさのせいでとうとうおかしくなったのかと疑った。
「えっ、龍志、なにやってるんですか?」
「ん?
こうやって少し茹でて、柔らかくなったところを剥がすの。
硬いまんまだと上手く剥がれずに破れたりするからな」
「へー」
ロールキャベツの下準備にキャベツをまるごと茹でるなんてあるのを初めて知った。
これって意外と、手がかかるのでは?
食べたいなんて気軽にリクエストしたのを少し、後悔した。