憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
自分で行くと返事をしていながら、どんな立場で彼と明日、一緒に行動していいのかわからない。
それでも想いを寄せる男性とプライベートで、しかもふたりでお出かけなのだ。
とりあえず、楽しもうと決めた。

夕ごはんはもちろん、ロールキャベツだった。
龍志がお皿によそってチーズをのせ、焼いているあいだに私は買ってきていたベビーリーフとミニトマトを盛り付けてサラダを作る。
ロールキャベツをオーブンにセットしたあと、彼はバケットを切ってニンニクをおろし、ガーリックトーストの準備をしているようだった。

「オーブンにさらにトースター使ったらブレーカー、落ちません?」

「フライパンでもできるから問題ない」

てきぱきとフライパンを熱して龍志が調理を始め、あたりにニンニクのいい匂いが広がった。
途端に私のお腹がぐーっと音を立てる。

「えっ、あっ」

「あとちょっとできるから辛抱しろ」

おかしそうに彼が笑い、恥ずかしすぎてあっという間に顔が熱くなった。

できあがった料理をリビングのテーブルに並べる。
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