憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
ガーリックトーストとサラダ、私のリクエストしたトマトソースで煮込んだロールキャベツにチーズをのせて焼いたヤツ。
それにあとはよく冷やした白ワインだ。

「じゃあ仕事、お疲れ様」

「お疲れ様です」

とりあえず白ワインで乾杯し、食事が始まる。

「毎回のこととはいえ、新作発表会は疲れるよな……」

はぁーっと疲労の濃いため息が龍志の口から落ちていき、苦笑いしかできない。
複数部署が絡む対外向けイベント、しかもとりまとめ部署の管理職となれば大変だ。
本来なら小山田部長が陣頭指揮を執るはずなのだが、あの人は龍志にまかせっきりだから仕方ない。

「イベント回すだけでも大変なのに、騒ぎを起こすヤツはいるし……」

また龍志がため息をつき、びくっと身体が震えた。
揉めていたのはルナさんとCOCOKAさんだが、COCOKAさんは私の担当だし、さらに私が争点となっていただけに肩身が狭い。

「ううっ、すみません……」

「なんで七星が謝るんだ?
悪いのはルナだろ」

龍志の口からはCOCOKAさんの名前が出てこなくて、ついその顔を見ていた。

「え、COCOKAさんはお咎めなしですか……?」

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