憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
いやでも……。
「どうかしたのか?」
ぐるぐる悩んでいたら龍志に顔をのぞき込まれた。
「あっ、その。
一応、聞きますけど。
なにを見るんですか」
笑顔が引き攣らないように気を遣う。
せめてネクタイピンとかであってくれ!と願った。
……ここにそんなもの、売っているのか知らないけれど。
「あー、うん。
まあ、いいから入れ」
けれど彼は私に目的を答えず、強引に手を引っ張って店内に連れ込んだ。
「えっと……」
店内を見渡してから彼が私を連れていったのは、指環のコーナーだった。
……ペア、の。
「どれがいいかな……」
彼は真剣に悩んでいるが、ちょっと待って。
私に指環をプレゼントしたいというのならまだ理解する。
しかしペア、とは?
「そのー、龍志?」
困惑気味に声をかけられ、ようやく彼が私の顔を見た。
「ペアの指環が欲しいんですか?」
私だって欲しいか欲しくないかといえば、欲しい。
けれどいろいろ、すっ飛ばしている気がする。
「あー……」
長く発してどこか遠くを見たあと、照れているのか少し赤い顔でゆっくりと彼の視線が私へと戻ってきた。
「欲しい」
「どうかしたのか?」
ぐるぐる悩んでいたら龍志に顔をのぞき込まれた。
「あっ、その。
一応、聞きますけど。
なにを見るんですか」
笑顔が引き攣らないように気を遣う。
せめてネクタイピンとかであってくれ!と願った。
……ここにそんなもの、売っているのか知らないけれど。
「あー、うん。
まあ、いいから入れ」
けれど彼は私に目的を答えず、強引に手を引っ張って店内に連れ込んだ。
「えっと……」
店内を見渡してから彼が私を連れていったのは、指環のコーナーだった。
……ペア、の。
「どれがいいかな……」
彼は真剣に悩んでいるが、ちょっと待って。
私に指環をプレゼントしたいというのならまだ理解する。
しかしペア、とは?
「そのー、龍志?」
困惑気味に声をかけられ、ようやく彼が私の顔を見た。
「ペアの指環が欲しいんですか?」
私だって欲しいか欲しくないかといえば、欲しい。
けれどいろいろ、すっ飛ばしている気がする。
「あー……」
長く発してどこか遠くを見たあと、照れているのか少し赤い顔でゆっくりと彼の視線が私へと戻ってきた。
「欲しい」