憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
スーツにドレスじゃなきゃいけない場所って、龍志はこれからいったい私をどこに連れていこうというのだ?
悪い予感がするのはなんでだろう。

「これかこれだな。
よし、着てみろ!」

渡された二着のドレスを微妙な気分で見つめる。

「……わかりましたよ」

半ば諦めの気持ちでそれらを受け取り、更衣室へ入った。

「どう、ですか……?」

なんとなく膝を擦りあわせながらカーテンを開ける。
一着目はくすみ水色のミモレ丈ワンピースだ。
上半身はレースで、胸もとから下がビスチェ風のワンピースになっている。
さらにウェストに太めのリボンベルトがついていた。
似合う似合わないでいうと、悔しいが似合っている。
自分でもこんな女性らしい服が似合うのかと驚きだ。

「いいな、これ。
が、もう一着も着てみろ」

前から後ろから姿を確認し、龍志は肩を押して更衣室の中に私を押し込んでカーテンを閉めた。

「はいはい」

ため息をつきつつもう一着に着替える。
今度はピンクベージュのキャミワンピの上にレースのワンピースがかかっている。
後ろでウェストをリボンで縛って搾るようになっていて、体型のメリハリもつく。

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