憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
「どうです?」

「こっちもいいな」

カーテンを開けると先ほどと同じく、私の姿を彼は全方向からチェックした。

「さっきのもよかったが、こっちのほうが七星の顔を明るく見せていいな」

顔が明るいのかどうかはわからないが、いつもは着ない甘い色のワンピースを着た私は、どことなく上品な女性の雰囲気を漂わせている。
服装ひとつでこんなに雰囲気が変わるのかと驚いた。

「七星はどっちがいい?」

「えっと……」

聞かれて、困ってしまう。
どちらの私も見慣れていないせいで判断ができない。

「……龍志が決めてください」

結局、彼に判断をまかせた。

「そうだな。
俺は今着ているヤツのほうが好みだが、いいか?」

「はい、じゃあこれで」

私としてはどちらでもいいので、頷いた。

またしても手続きをしてそのまま着て出る。
靴やバッグ、アクセサリーもその場でレンタルした。
着ていた服や靴は龍志が持つエコバッグに入れられた。
さらに準備していたのか、今日買ったものは私のものも含めて巨大なエコバッグに収納されている。

「ええっと、龍志?
これはどういうことか説明してもらえると」

< 330 / 470 >

この作品をシェア

pagetop