憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
いや、今までだって、昨日もエステとマッサージで沈められてそのまま一緒に寝ていた。
いまさらなにを意識する必要があるのだと思うが、それでも改めて一緒に寝るとなるとなんか叫び出しそうになる。

「……とりあえず、お風呂入ろう」

うんうん、話はそれからだ。

別にそういう行為をするわけではないのに、無駄に身体を磨き歯も磨いた。

「うーん」

自分のパジャマのラインナップを見ながら唸り声が出る。
今まで適当なダサTシャツにジャージなんて格好でお隣におじゃましていたのでもうどんな格好しようと無駄なのだが、それでもせっかくなら可愛くしたい。
が、何度見ようと私の衣装ケースの中には、よれよれになったTシャツとディスカウントスーパーで買った激安のジャージしか入っていなかった。

「……これは今後の課題ってことで」

その中でも比較的、綺麗なものを選び出す。
今日、せっかく買い物に出たんだし、可愛いルームウェアやパジャマの一枚や二枚、買っておけばよかったと後悔した。

あんなに何度も無遠慮に来ていたというのに、ドアの前に立って緊張した。
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