憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
目を開けていいのかわからなくて悩んでいたら、また唇が重なる。
そのまま啄むように何度も唇が重なった。

「七星」

声をかけられて目を開ける。
すぐ近くに上気した龍志の顔があった。

「口、開け」

促すように顎にかかる手の親指で軽く押され、自然と口を開く。
それで満足そうに目を細めて笑い、彼がまた顔を近づけてくるので目を閉じた。
再び交わった唇は先ほどまでよりもずっと深い。
すぐに彼が私の中に侵入してきて、私を探り当てる。
彼に求められながら私も夢中になって求めた。
頭がじんじんと甘く痺れ、なにも考えられなくなる。
どんどんと身体に熱が溜まっていき、奥が切なくなっていった。

「はぁーっ……」

唇が離れ、どちらのものともわからない甘い吐息が落ちる。

「そんな顔、するな」

困ったような、苦しそうな顔をして龍志が私の顔を撫でる。
彼を困らせたくはないけれど、自分がどんな顔をしているのかわからない。

「こんなキスされて、その先がないなんてつらいよな」

詫びるように彼が、ちゅっと軽く唇を重ねてくる。
それでようやく、自分の身体が激しく彼を求めているのだと気づいた。

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