憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
由姫ちゃんは滅茶苦茶驚きつつ怒りながら混乱しているが、まあこんなことを聞かされればそうなるだろう。

「え?
待って、待って。
七星お姉さまがストーカーに刺されそうになって宇佐神課長が怪我したってどういうこと?」

COCOKAさんも絶賛大混乱中だが、まあ仕方ない。

「もしかして引っ越したのって、そのストーカーのせいですか」

「あー、うん。
そう」

曖昧に笑って私が答え、とうとう由姫ちゃんは大きなため息をついた。

「なんで話してくれなかったんですか。
言ってくれれば少しくらい、フォローできたのに」

「……ごめん」

あのときは自分のことでいっぱいいっぱいで、人に相談しようなんて余裕はなかったのだ。

「引っ越しさえすれば大丈夫だって思ったんだ。
でも、引っ越し先も突き止められて。
けど、たまたま引っ越した部屋が龍志の隣で、上司だからっていうのもあって相談に乗ってくれたんだ」

「えっ、それってもう、運命じゃないですか!」

目をキラキラとさせてふたりが軽く前のめりになり、苦笑いしていた。

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