憧れの上司は実は猫かぶり!?~ウブな部下は俺様御曹司に溺愛される~
でも龍志は真剣に聞いてくれたし、由姫ちゃんもこうやって心配してくれた。
私は、周りはこう私を見ていると思い込んでいる自分像に縛られていたんだと知った。

「これからはちゃんと、相談するようにする」

「はい。
私も頼ってもらえるように頑張ります!」

力強く頷く由姫ちゃんが頼もしい。
初めて彼女が、面倒をみてあげなきゃいけない後輩から、頼りがいのある同僚に見えた。
私は今までこうやって、自分の思い込みで勝手にいろいろ背負い込んでいたんだな。

「それにしてもソイツ、七星お姉さまをストーカーしていただけでも許せないのに、刺そうとしたなんてさらに許せないですね!
住所氏名顔写真から実家までネットにさらします!?」

「賛成!
井ノ上先輩を刺そうとして宇佐神課長のあの綺麗な顔に傷を作るなんて、万死に値する!」

ふたりは激怒しているが、前言撤回。
まだ私かしっかり、手綱を握っていないとまずそうだ。

「落ち着け。
ふたりとも、落ち着け」

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